武蔵野市に位置する「吉祥寺」は、駅徒歩圏の不動産はもちろんのこと、豊富な運行本数のバス便によって徒歩圏外の不動産も人気があります。今後、「ライドシェア」の運用によって、荷物が多いときなどに気軽に移動できるとなれば、徒歩圏外の不動産の魅力もさらに高まるのではないでしょうか。
ということで、今回は、「SUUMO住みたい街ランキング2024首都圏版」でも3位にランクインする「吉祥寺」について、利便性、環境、行政の支援(教育)といった観点から注目していきたいと思います。
また、「吉祥寺駅中央口」バス停からエアポートバスで羽田空港にダイレクトアクセスが可能なため、国内外のお出かけも快適といえるでしょう。
「吉祥寺」が徒歩圏外でも人気なのは、豊富な運行本数(最終便も遅くまで走っている)を誇るバスの存在を抜きには語れません。さらに、「ライドシェア」が気軽に安心して使えるようになれば、今まで以上に駅までの距離は気にならなくなるでしょう。
バスのほか、坂が少ないフラットなエリアのため、自転車で移動しやすいというのもプラスです。もちろん、駅前には駐輪場もたくさん存在します。
一方、日常のお買い物の面で考えると、駅周辺にはスーパーやコンビニなどが豊富で、駅直結の「アトレ吉祥寺」「キラリナ吉祥寺」も便利です。また、「吉祥寺PARCO」「吉祥寺マルイ」、「東急百貨店 吉祥寺店」などの大型商業施設が集積し、多彩なショッピングを楽しめるのが「吉祥寺」ともいえます。
さらに、吉祥寺名物の商店街「吉祥寺サンロード」(約300メートル)をはじめ、通りごとに特色のある専門店が立ち並んでおり、新宿や渋谷に行かずとも十分にショッピングを楽しめるでしょう。
【環境】
まず、吉祥寺のシンボルとして親しまれる「井の頭恩賜公園」があります。お散歩にもぴったりで、四季折々の自然を楽しめるだけでなく、井の頭池ではボートに乗ることもできます。学生やカップル、年配の方など幅広い年齢層の人気スポットとなっています。
また、公園内にある「井の頭自然文化園」では、170種を超える動物が飼育されています。特に、小さなお子さまに人気なのが「リスの小径」で、ニホンリスを飼育しているケージを通り抜けるスタイルとなっており、かわいいリスを間近で観察することもできます。
駅周辺とは異なり、少し足を延ばすと静穏な街並みになっていることから、落ち着いた日常を確保できる環境も住環境としては最適です。
さらに、安定した強度を備えた地質とされる「武蔵野台地」に立地しているため、液状化の可能性が低い地域となっていることも安心ではないでしょうか。
【行政の支援(教育)】
「吉祥寺」に限らず、東京都は子育て支援がとても充実しています。例えば、「018サポート」であれば、都内に在住する18歳以下の子どもに対し、1人当たり月額5000円(年額6万円)が支給されます。
また、東京都の「高校無償化」は、東京都独自の取り組みとして私立高校に通う生徒への授業料軽減助成金があります。さらに、「私立中学校等授業料軽減助成金」では、年額10万円を上限に保護者が実際に負担した授業料の額が助成されます。
文:みちば まなぶ(ファイナンシャルプランナー)
大学卒業後、大手ハウスメーカーや不動産業者などを経て、住宅ローンを切り口に、住宅購入をはじめとしたライフプランニングを提案する1級FP技能士。
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